まんがタイムきららを買わなくなった理由

私はつい先日6年以上購読しアンケートも毎回送っていた漫画雑誌、まんがタイムきららの購入をやめた。

理由は簡単で、つまらなくなったから。

これは老害による今のまんがタイムきららが面白くない理由を述べた、要するに愚痴である。

 

 

まずは基本的な説明から。

まんがタイムきららは可愛い女の子達の暮らしを主に4コマで描いた漫画雑誌で、「ご注文はうさぎですか?」や「NEW GAME!」などの作品が連載されている月刊誌である。

 

さて、新作がどのように世に出回るかを説明しよう。

新作漫画は初めにゲストとして1~3号分掲載される。そこでのアンケートの結果によって連載開始されるかどうかが決まる。

無事に連載が開始されるとかなりの確率で単行本第1巻が出版される。1巻がだいたい12話構成なので約1年で1巻分のペースだ。

そして1巻の売り上げによってその作品が「2巻で終わる」か「3巻まで続く」かの運命が決まる。

出版社なので売り上げが伸びない作品をいつまでも抱えておくわけにはいかない。漫画が2巻で終わりと聞くと短く感じるかもしれないがある程度はやむを得ないことだろう。

 

しかし、ここが問題なのだ。

 

今の時代、SNSでの影響力の差というのは非常に大きく「作者のツイッターのフォロワー数が多い作品」の売り上げが伸びやすいのである。

 

そして言葉を濁さずに言うとそれによって連載が続いている作品が総じて面白くないのである。

ツイッターのフォロワー数が多い絵師にありがちな「キャラの胸が大きい」「露出が高くて際どい」ノリを漫画でやっても中身がなくて面白くないのである。

 

しかし単行本化した時にはえっちな表紙と際どいタイトル、そして意味ありげな帯コメントでむっつりスケベを見事に釣り上げ重版を獲得するのである。

 

 

連載化を決定する指標となるのは「内容を読んでいるアンケート」だが、連載の続行を決定する指標となるのが「内容をあらすじ程度でしか知らない人間による売上数」となっているギャップが大きすぎるのだ。

 

 

ここで「面白いかどうかは主観ではないのか」という反論が上がるだろう。そのような人間には雑誌の発売日からその2日後位までツイッターでワードサーチして欲しい。

この面白くない作品群、誇張抜きに話題にしている人間が1人もいないなんて事があるのだ。

 

 

まとめ

連載されている漫画の「適当に色気出してる中身スカスカ率」が上がって単純に面白くないのと、アンケートの結果が高くて1巻発売前に表紙を飾ったり1号に2話掲載されたりする面白い漫画が淘汰されてタイトル一本釣りのつまらない漫画が生き残る雑誌に金を落とし続けるのがアホらしくなったので購読をやめた。

格安のcomic FUZの電子版で一応読んではいるが今後は掲載作品にどうこう文句も言えなくなるので隠居していくしかない。

今のまんがタイムきららの方針と私の考えが合わなくなった、ならば身を引くのみ。

 

 

思っていることを言えてスッキリした代わりに言語化の最中で萎えたのでもっと書きたいことはあったけど終わり。

 

さようなら、まんがタイムきらら。またいつか。