お友達の熱烈な布教に折れた形でヘブンバーンズレッドなるソシャゲを1週間ほど前にプレイし始めた
キャッチコピーによると最上の切なさを味わえるらしいが2章中盤時点ではとてもそんな空気が感じられない 現状味の薄いらき☆すたって感じのノリ たまに耐えきれないくらい寒い
1章終盤で切なさの片鱗を感じられたが最上までは至らず…key作品だとAIRが大好きなので最上を謳うならばそこを超えてほしさがある
が、既にSS確定ガチャの為に6000円ほど入れてしまった なんやかんやハマっている
↑かわいい
さて、今回はそんなヘブバンの考察を展開していく
今回注目したのはキャンサーだ
ヘブバン世界では「キャンサー」と呼ばれる宇宙から飛来した謎の物体によって地球が半壊させられている
無差別に人類を襲うその存在は宇宙のガン細胞、という意味を込めてキャンサーと呼ばれているそうだ
しかしこのヘブバン 寒いノリをお家芸にしているだけありこのキャンサーに対して「カニですか?」と問うシーンがある
どう考えても銃すら無効化し人類を襲い尽くすヤバい存在がカニな訳はなく、カニですか?などと問おうものなら「くるくるぱーかーーー!!!」とお馴染みのカットイン付きのツッコミが入るであろうことは想像に難くない
あれツッコミというかもはやオチなんだよな
しかし待って欲しい 本当に、本当にカニではないと言い切れるのか?
ただの寒いノリだと思わせていた天丼を見事に伏線として活用し切なさに繋げていった第1章
これを見てしまった以上、ヘブバン世界での日常のくだらない会話には伏線が散りばめられている可能性を否定できないのだ
ここで私はある現象を思い出した それこそがタイトルにもある「カーシニゼーション」である
カーシニゼーションとは甲殻類がカニに似ていない形態から、カニに似た形態に進化するという収斂進化の一例である
Wikipediaによるとこういうことらしい 俗にカニ化とも呼ばれており、分かりやすい例を挙げるとタラバガニは実はカニではなくヤドカリの仲間、みたいな話を聞いたことがある人も多いのではないだろうか
キャンサーの正体は未だ不明だが、仮にガン細胞と似たものとすると「宇宙の何らかの物質がミスにより良くない変化をしたもの」という説明ができるだろう
そして、もしこのキャンサーがガン細胞ではなくカニだったとしたら それは「宇宙の何らかの物質がカニに似た進化をしたもの」ということになるだろう
「意味わかんねーよ!!!宇宙の物質がカニになるってどういうことだよ!!!甲殻類でもないのに突然カニにはならねーだろ!!!!!」
というツッコミをしている脳内のユッキーをぜひ鎮めていただきたい
実はこのカニ化 ヘブバン世界では地球でも既に起こっているのだ
お察しの方も多いだろう ぶんちゃんだ
このふざけたカニの…何?グローブ?が実はカニ化の伏線となっている可能性があるのだ
「なんでやねんアホかただ飾り付けとるだけやろ」
と脳内でツッコミを入れるめぐみんとエセ関西弁を使ったことにキレている人はどうかそのセラフを下ろして欲しい
このカニの爪、明らかに身につけていたら異端視されるだろうし実際今でも違和感は凄まじいのだが、これをただの「キャラ付けとしての海産物の飾り」と分類させられるキャラがきちんと存在しているのだ
そう、瑞原あいなだ
初見で「キモいさかなクン」という感想を口にしたら「さかなクンよりキモいって相当だぞ」という反論を受け、ハコフグの被り物をしてギョざいますなどとふざけた言い回しで国会に出席する博士が現実にいることを再確認し震えが止まらなくなった原因のこの女
この格好は深海の海洋学者、というキャラ設定に合わせた被り物というだけではない
そう
「豊後弥生のカニの爪以外に海産物を身につけている人がいる」という状況を作り出すために存在している可能性があるのだ
これらの証拠から私はキャンサーが本当にカニである可能性を見出し、そして勝手ながら「宇宙カーシニゼーション」と名付けた
この仮説が正しいかどうかはキャンサーの正体が何であるのかが解明されないと分からず、それすなわちヘブバンのストーリーがクライマックスを迎えるまでは答え合わせが出来ないということだろう
ヘブバンが半ばでサービス終了し全てが謎に包まれたまま終わり最上の切なさも味わえず、という未来を避けるためにもこの6000円の課金は無駄ではなかったと信じたい
終